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153話 入場

last update 게시일: 2026-11-03 22:13:08

ホールにアナウンスが響く。

「ご歓談中の皆さま、お待たせいたしました」

そうアナウンスが流れると、歓談の為に立ち上がっていた人たちが席に着席を始める。座っていない人も居て、その人たちは円卓の外側に立っている。

「お母様、立ち見の人たちも居るの?」

そう聞くとお母様がその人たちをパッと見て言う。

「円卓が必要無い人たちも居るのでしょうね、関係者だとかそういう人たちよ」

お母様にそう教えられて、私はその人たちを見る。

(何だ……席が無いから私よりも下の人間だと思ったのに)

そう思いながら並べられている円卓の数々を見る。

錚々たる面々が着席している。

政財界の大物、不動産業界の大物、金融界の大物……そして芸能界で活躍している人も来ている。その人たちは私たちが座っている席からは遠く離れているけれど。

扉が開いて、見た事のある人物二人が入って来る。

七倉のお爺様と、あの日、七倉のお爺様のお屋敷で見た美男子。二人は互いに微笑み合いながら会場の上座へ歩いて行く。途中で何人もの人間から挨拶をされながら。

「七倉のお爺様……」

お父様がそう呟く。

私は不意に気になってお母様を見る。お母様はその瞳を七倉
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